野菜辞典

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野菜辞典で野菜の薬効をチェック

野菜辞典

食生活の欧米化が急速に進み、かつては日本に少なかった慢性病もずいぶんと増えてきました。
野菜には、そんな状況を打破する確かな薬効があるので野菜辞典でチェックして下さい。
健康や食生活は野菜が基本です。

 

 

食生活が病気に影響

 

子供のころから「野菜をちゃんと食べろ」と言われてきました。
健康な食生活は野菜が基本であることは、今も昔も変わりません。

 

いや、普段の食事だけではありません。
風邪気味の時にしょうが湯を飲むとか、胃が重苦しければ大根おろしを食べるとか、
そんな知恵も昔、祖母から教わったような・・・。

 

野菜を食べると、どう体にいいのだろう。
野菜には民間に伝えられているような薬効があるのでしょうか。

 

それは、昭和20年代から現在に至る食生活と病気、それぞれの変化を見れば、よく分かります。

 

かつての日本は貧しかった。
おかずはほとんどが植物系。
肉や卵はたまのごちそうであり、普段の食事は野菜中心。

 

味噌や豆腐、漬け物も乾物も、素材は穀物と野菜です。
それが昭和35年頃から、高度成長を背景に激変します。

 

今、昭和30年のデータと比較すると、肉は約15倍、卵は約12倍、牛乳では約25倍の摂取量だといいます。
人間、食べられる量はそう変わらない。
つまり、その分、穀類や野菜を食べなくなったということです。

 

完全な高タンパク、高脂肪、低ビタミン、低ミネラルな食生活になったんです。

 

結果、何が起きたのか?

 

日本型の胃がんが減り、肺がん、大腸がん、すい臓がんなどが増えました。
脳出血が激減して脳梗塞が増加。
戦前にはほとんどなかった心筋梗塞、高脂血症、糖尿病もうなぎのぼり。
アレルギーや膠原病も増えました。

 

これは、日本だけではありません。
世界中どの国でも、経済が発展すると食生活が欧米化し、病気のタイプが変わってくるんです。

 

動物性タンパク質重視の栄養学は、ヨーロッパで発祥したもの。
古代、寒くて植物の乏しいヨーロッパに住んだ人々は狩猟や牧畜に頼るしかなかった。
そこが出発点になっている為、「人間の細胞はタンパク質でできている」⇒「タンパク質の豊富な肉や乳製品をしっかり摂ろう」という考え方が生まれました。

 

でも、巨大なゾウも長身のキリンも植物しか食べませんよね。
口の中は草食向けの平らな歯だけ。
一方、とがった歯しか持たないトラやライオンは肉食。
実は、動物の食性は歯の形状で決まってくるんです。

 

人間の歯は32本中20本が穀物用の臼歯、8本が野菜・果物用の門歯、4本が肉や魚を裂く犬歯。
つまり動物性食品は食事の約12%摂ればよく、野菜類は25%くらいが望ましいわけです。

 

人類の食性に合わない食事が病気を引き起こす。
現代の医学は、高度医療の分野では素晴らしく進歩していますが、慢性病にはどんどん無力になっています。
ならば、毎日の食事を見直すことで病気にならないようにすればいいんです。

 

野菜の薬効成分とは?

では、野菜はなぜ体にいいのでしょうか。

 

まず、野菜に含まれるビタミンやミネラル。
ビタミンは約30種、ミネラルもカルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄など100種くらいありますが、どの1種が不足しても体調を崩します。
食事を通して、こうした栄養素をしっかり摂ることが大切です。

 

そしてもうひとつ重要なのが、近年注目されているファイトケミカルと総称される成分。

 

これは、ギリシャ語のPhyto=植物と、英語のchemical=化学物質の合成語。
糖質・脂質・タンパク質・ビタミン・ミネラル・食物繊維という6栄養素以外の植物が作る非栄養成分を指す言葉。

 

植物はいったん生えた場所から動くことはできません。
外注や有毒物質、紫外線などから身を守るには、自ら有害物を解毒・除去するしかない。
その中心になるのが、抗酸化作用を持つファイトケミカル。
これが、我々の体によい作用をもたらすんです。

 

といっても、にわかにはピンとこないかもしれません。
けれど、カテキン、ルチン、ポリフェノール、イソフラボン・・・、聞き覚えのある健康食品成分も、みんなファイトケミカルなのだと聞けば、なるほどと腑に落ちるのではないでしょうか。

 

植物が身を守るための成分が、人にも同じように効果を発揮するとは・・・。
と思うかもしれませんが、生物すべて30億年前の単細胞生物からスタートしたのだから、植物に効くものは人間にも効くんですよ。

 

ファイトケミカルには効能の分かっているものだけで約500種、まだはっきりしていないものや、名称もないものなどを合わせれば数千種とも一万種ともいわれています。

 

例えば、玉ねぎのグルコキニンは血圧を下げる。
サトイモのムチンは潰瘍を予防する。
セロリやニンジンのピラジンは血栓を溶解し、血液をサラサラにする。

 

匂いや色の成分もまたファイトケミカルです。
ニラやネギの臭いのもとである硫化アリルは殺菌・消炎・強壮作用があり、トマトの赤い色素リコピンは免疫力を強化する。

 

野菜ではないが、森林浴が健康にいいのもファイトケミカルのひとつ、フィトンチッドのおかげですし、アロマテラピーの効果もまた匂い成分が脳に作用するためだそうです。

 

食べたいものこそ効く

薬という字は、見ての通りくさかんむりに楽。
植物の力でラクになるということです。

 

英語のドラッグ=薬も、その語源はドライハーブ。
4000年の歴史を持つ漢方や、ヨーロッパのハーブ療法、また日本の民間療法もファイトケミカルの力を知らず知らずに生かしてきたものなんです。

 

昔ながらのおばあちゃんの知恵にもみんな、ちゃんと効くワケがあったんです。
野菜をがっちり摂ることで、ビタミンやミネラルと同時に、さまざまなファイトケミカルを取り入れられます。
美味しく食べて体調も上々なら、こんなに良いことはない。

 

となると、どんな野菜もまんべんなく、たくさん食べた方がいいのかな?

 

と思うかもしれませんが、美味しいと思うものだけ食べればいいんです。
偏食でもいいんです。
美味しいと感じるのは、体が求めているということですから。

 

ただ、現代人は体が発する声に鈍感になっている面もあります。
今自分に何が必要なのか、なかなかわからない。

 

そんな時は旬の野菜を食べて下さい。
野菜の生育リズムと人間の生活リズムは同じ。
だからその土地のその季節のものを食べるのが一番いいんです。

 

冬に夏野菜を摂れば体が冷えるし、寒冷地の人が熱帯産の野菜や果物を常食するのも弊害が大きいとか・・・。

 

もちろん、季節のものでも食べすぎはダメ。
腹八分目を心がけ、適度に運動する。
食欲がなければ無理に食べない。
そして不調の時は伝統の民間療法も試す。

 

そうすれば不調も解消されて健康体になれるはずです。
最近では野菜の酵素の力が改めて注目されています。
参考:酵素ファスティングダイエット



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